情報通信ネットワークとデータの活用

【情報Ⅰ】通信速度とは

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今回はデータの通信速度について学んでいきます。普段使っているスマートフォンやパソコンの通信速度を意識すると快適にインターネットが使えるようになったりするのでしっかりと最後まで見て内容を理解しよう。

通信速度とは

通信速度とは、データがネットワークを通じて送受信される速さのことを指します。

通信速度は通常、ビット単位で表されます。通信速度は、1秒間にどれだけのビットが送信または受信できるかを表します。単位は「bps」です。
注意:通信速度はビットで表されるのでバイト(B)と間違わないようにしよう

たとえば、通信速度が1メガビット/秒(1Mbps)の場合、1秒間に1メガビット(約100万ビット)のデータを送信または受信することができます。通信速度が高いほど、データの送受信が迅速に行われます。

通信速度には上り(アップロード)の速度下り(ダウンロード)の速度というものがあります。

上り速度

上り速度は、アップロード速度とも呼ばれ、データを送信する際の速度を指します。例えば、メールを送信したり、写真や動画をアップロードしたりするときに利用されます。上り速度が速いほど、データの送信が迅速に行われます。

下り速度

下り速度は、ダウンロード速度とも呼ばれ、データを受信する際の速度を指します。例えば、ウェブページを閲覧したり、音楽や動画をストリーミング再生したり、ファイルをダウンロードしたりするときに利用されます。下り速度が速いほど、データの受信が迅速に行われます。

基本的にインターネット接続においては、下り速度の方が上り速度よりも高くなっています。これは、一般的なユーザーがインターネット上の情報を受け取る(ダウンロードする)ことが多いためです。例えば、ウェブページを閲覧する場合、一度に多くの情報をダウンロードする必要がありますが、自分自身がウェブページを作成する場合、比較的少量の情報をアップロードするだけで済みます。

ただし、近年ではユーザーがコンテンツをアップロードする機会も増えてきています。例えば、動画の共有やクラウドストレージへのデータのアップロードなどがあります。そのため、上り速度も重要な要素となっています。

通信速度は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)や契約プラン、接続されている機器によって異なります。一般的に、上り速度と下り速度は異なる場合があります。上り速度や下り速度の要件は、個々の使用目的やニーズに応じて選択する必要があります。
自分のデバイスはどのぐらいの通信速度が出ているかを簡単に速度を測ることもできるので一度、測ってみるのもいいかもしれない。
※インターネットプロバイダとはインターネットへのアクセスを提供する会社や組織のことです。

通信速度の測り方

ブラウザで「通信速度」などと検索した時に出てくるサイトで測ることができる。今回は有名はFast.comのサイトを使うことにする。サイトを開くと実際の通信速度が表示されます。

転送の工夫

データを送受信する際に問題になってくることはデータ量や通信速度である。「アナログとデジタルとは」で少し触れたがデジタルデータは圧縮がしやすいので大量のデータは圧縮して送信される。圧縮についてのくわいい説明は「アナログとデジタルとは」で確認してください。

ZIP

ZIPとはファイルやフォルダを圧縮して保存するためのフォーマットです。インターネットなどからファイルをダウンロードしてきた時にZIPファイルとなっていることが多い。見分け方はファイル名が〇〇.zipというようになっている。ZIPファイルはそのまま開くことができないので展開(解凍)してから開くようにしよう!

展開の仕方

Windowsの場合だと圧縮されているファイルを右クリックして「すべて展開」を押すと展開することができる。
MacOSの場合は圧縮されているファイルをダブルクッリクすると勝手に展開される。

圧縮率

圧縮率とは元のファイルのサイズをどのぐらい小さくできたかを占めす値で「圧縮後のデータ量」÷「圧縮前のデータ量」×100 で求めることができる。
例えば、元のデータが100MBで圧縮後のデータが50MBだった場合、圧縮率は50%となります。

まとめ

今回は通信速度、圧縮を学びました。今回の内容がテストで出てくる時は計算問題として出題されることが多いです。ファイルのサイズなどは単位が変えられていることもあるので注意して問題を解くようにしよう!

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