今回はコミュニケーションについて学んでいきます。インターネットが普及してきて、コミュニケーションの種類も増えてきた。今回はコミュニケーションの種類、特徴について整理し、目的にあったコミュニケーションをできるようになろう!
今回の内容は文字多めだが理解しやすい内容なので最初から最後まで目を通してみよう!
コミュニケーションとは
コミュニケーションとは、人と人、または人とグループの間で情報や意思を伝え合うことです。言葉、表情、ジェスチャー、文章、音声、映像などを使って、考えや感情を相手に伝えたり、相手からのメッセージを理解したりします。
コミュニケーションの分類
同期性、非同期性による分類
コミュニケーションには、時間による分類で同期性のコミュニケーションと非同期性のコミュニケーションがあります。
同期性のコミュニケーション
同期性のコミュニケーションは、リアルタイムで行われるやり取りを指します。例えば、対面での会話や電話での会話がそれに当たります。参加者同士が同じ時間にコミュニケーションを行い、即座に応答や反応があります。同期性のコミュニケーションは迅速で即時性があり、対話やディスカッションに適しています。
非同期性のコミュニケーション
非同期性のコミュニケーションは、メッセージや情報を時間差で送受信する形式です。例えば、メールやSNSのメッセージ、掲示板の投稿などがこれに当たります。参加者は自分の都合や時間に合わせてメッセージを送信・受信し、反応することができます。非同期性のコミュニケーションは、時間や場所に制約されずにメッセージの送受信が可能であり、情報を整理したり考えをまとめたりするのに適しています。
位置関係による分類
コミュニケーションには、位置関係による分類で直接コミュニケーション、間接コミュニケーションというものがあります。
直接コミュニケーション
直接コミュニケーションとは、人と人が直接的に対話や交流を行うことを指します。顔を見ながらの会話や、手紙やメモを書いて手渡すことなどが該当します。直接コミュニケーションでは、相手の表情や声のトーンなどを直接感じることができます。
間接コミュニケーション
間接コミュニケーションとは、人と人の間でメッセージや情報を伝える際に、他の媒体や道具を介して行われる方法です。例えば、メールや電話、SNS、書類や報告書などが該当します。間接コミュニケーションでは、相手の反応や表情を直接見ることはできませんが、メッセージを記録したり情報を共有したりすることができます。
人数による分類
コミュニケーションには、発信者や受信者の人数による分類で一対一、一対多、多対一、多対多のコミュニケーションというものがあります。
一対一のコミュニケーション
一対一のコミュニケーションとは、発信者が1人で、受信者も1人の場合です。直接的に情報や意見を交換し、個別の関係を築きます。例えば、友達との会話や先生との相談などです。
一対多のコミュニケーション
一対多のコミュニケーションとは、発信者が1人で、受信者が複数人の場合です。発信者が一方向に情報やメッセージを送り、受信者はそれを受け取ります。例えば、先生からの講義やアナウンスなどです。
多対一のコミュニケーション
多対一のコミュニケーションとは、発信者が複数人で、受信者が1人の場合です。複数の発信者が一方向に情報や意見を受け取り手に伝えます。例えば、アンケートなどです。
多対多のコミュニケーション
多対多のコミュニケーションとは、発信者も受信者も複数人が関与する場合です。複数の人々が情報や意見を交換し、相互にコミュニケーションを行います。例えば、グループディスカッションやチームミーティングなどです。
実名、匿名による分類
コミュニケーションには、参加者の情報が公開されるか非公開かによる分類で実名のコミュニケーション、匿名のコミュニケーションというものがあります。
実名のコミュニケーション
実名のコミュニケーションとは、参加者が自分の本名や識別可能な情報を使用してコミュニケーションを行います。例えば、公式のメールやビジネスの会議などが該当します。実名のコミュニケーションでは、参加者の身元や責任が明確になり、信頼性や責任感が高まる傾向があります。
匿名のコミュニケーション
匿名のコミュニケーションとは、参加者が自分の身元を隠してコミュニケーションを行います。例えば、匿名掲示板や匿名のSNSアカウントを使ったコミュニケーションが該当します。匿名のコミュニケーションでは、個人の身元が保護される一方で、自由な意見や発言がしやすくなるという利点があります。
匿名で投稿することの注意
インターネットの匿名掲示板や匿名のSNSアカウントで投稿した内容は一見、誰が発信したものかは分からないが投稿の内容が誹謗中傷などの犯罪行為当たる場合は警察が調査することで誰が投稿したのか分かるので匿名だから何でも投稿していいとは思わずに慎重に投稿する必要がある。
さまざまなコミュニケーション
ここの内容は「【情報Ⅰ】メディアとは」で紹介した内容とかぶるところはあるが復習にもなるのでしっかりと確認しておこう。
会話
会話は一対一もしくは多対多のコミュニケーションです。対面での会話の場合は同期性があり、直接コミュニケーション、電話やオンライン会議での会話は同期性があり、間接コミュニケーションです。また基本的には実名のコミュニケーションだが匿名アカウントを使ったSNSでの会話は匿名のコミュニケーションです。
手紙
手紙は主に一対一のコミュニケーションです。同期性はなく、間接コミュニケーションです。また住所や名前を書くので実名のコミュニケーションです。
新聞
新聞は一対多のコミュニケーションです。同期性はなく、間接コミュニケーションです。またどこの出版社が作っているか分かるので実名のコミュニケーションです。
テレビ
テレビは一対多のコミュニケーションです。同期性があり(録画の場合は非同期)、間接コミュニケーションです。またどこのテレビ局が放送しているか分かるので実名のコミュニケーションです。
電子メール
電子メールは一対一もしくは一対多のコミュニケーションです。同期性がなく、間接コミュニケーションです。また送信者のメールアドレスが記載されているので実名のコミュニケーションです。
Webサイト
Webサイトは一対多のコミュニケーションです。同期性がなく、間接コミュニケーションです。Webサイトの作成者(会社)が公開されている場合とされていない場合があるので実名のコミュニケーションの場合と匿名のコミュニケーションの場合があります。
SNS
SNSは一対一もしくは多対多のコミュニケーションです。同期性があり、間接コミュニケーションです。サービスなどによって実名のコミュニケーションの場合と匿名のコミュニケーションの場合があります。
オンライン会議
オンライン会議は一対一もしくは多対多のコミュニケーションです。同期性があり、間接コミュニケーションです。基本的には実名のコミュニケーションです。
まとめ
今回はコミュニケーションとは何か、コミュニケーションはどのように分類できるのか、具体的なコミュニケーションはどのようなものがあるかなどを学びました。それぞれのコミュニケーションには特徴があるのでその特徴をしっかりと抑えて、目的にあったコミュニケーションをしていきましょう!
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