情報と社会の問題解決

【情報Ⅰ】情報社会とは

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私たちが普段意識しないで使っている「情報」。そんな、情報が私たちの生活に与えた影響などを学んでいきます!情報の特性や、若者のみなさんが陥ってしまうかもしれない依存症などもあります!情報を学ぶ第一歩として、しっかり学んでいきましょう!

Society5.0

人間の社会は、狩猟社会⇒農耕社会⇒工業社会⇒情報社会と発達していった。いま我々が目指している社会は、新しい情報社会Society5.0)と言われている。

情報社会は、コンピュータや電気通信などが発達したことによって到来した。Society5.0は、人工知能やロボットやビッグデータなどが人間の生活を支援し、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活ができるようになることを目指している。

データ・情報・知識

これら3つの差を分けて考えたことがあるだろうか。ここでは、3つの差異について言及していく。

データ

データとは、調査や実験などによって得られるものである。情報技術の発達によって、多くの情報が収集されている。収集されたデータはビッグデータと呼ばれ、解析することによって問題解決に利用される。

情報

情報とは、ある物事の事情を示し、私たちの行動などを決める判断材料になるものである。情報社会では、広告などによって商品の値段などの情報を得ることができる。

知識

知識とは、情報を解析して、問題を解決するために構造化したものである。私たちが数学で使う公式なども知識の1つである。知識は、多くの人に利用され新しい知識を創出されることがある。

情報の特性

情報には「形がない」という特徴がある。この特徴により情報は、残存性伝播性複製性の3つの特性を持っている。これら3つに加えて、個別性目的性について言及していく。

残存性

情報は物理的な物体ではないため、完全に消えることはない。自分の情報を他人に披露しても消えたりしないことが良い例だ。この情報が消えずに残り続ける特性を残存性という。

伝播性

情報の拡散しやすい特性を伝播性という。テレビやラジオなどのマスメディアによって、世界中に情報が広がりやすくなった。

複製性

情報の、簡単にコピーすることができる特性を複製性という。印刷や、コピー&ペーストなどが複製性の良い例である。デジタルデータであれば、情報を劣化させないまま短時間に複製できる。

個別性

情報は人によって受け取り方が異なる。情報を受け取る状況によって、情報の価値が異なったりする。例えば、「電車が遅延している」という情報は、電車通学の人にとっては有益だが、自転車で通学している人にとっては価値はあまりない。

目的性

情報の発信側や受信側によって、人の意図が介入してしまうことを目的性という。例えば、喧嘩をしたとき、自分の都合の良いことだけ伝えたり、都合が良いように解釈することなどである。目的性があるため、情報を発信するとき、受信するときは相手の状況を配慮することが必要となる。

モラル・マナー

情報社会にもモラルマナーがある。ネットの向こうの人に迷惑をかけたり、自分が嫌な思いをしないように気を付ける必要がある。

情報モラルは、情報社会で適正な活動を行うための基となる考え方と態度といえる。例えば、個人情報の保護や人権侵害をしないようにすることである。

情報マナーは、情報を扱う上で必要とされる行動の規範である。例えば、他人のプライバシーを尊重することや、面と向かって言えないことは書かないなどである。

情報社会が個人に及ぼす影響

情報社会となりコンピュータなどが普及されるようになった。長時間の使用により、肩凝りなどの健康被害の心配がある。ここでは、情報社会となって出現した症状を3つ紹介する。

テクノ不安症

情報社会となり、コンピュータが多く普及した。しかし、コンピュータを使用して業務をすることを不安に感じたり、適応できない症状。

テクノ依存症

情報機器に依存してしまう症状。部屋に閉じこもって人との関係を嫌い、精神的な影響を引き起こしてしまうこともある。

インターネット依存(ネット依存)

スマートフォンなどを手放せず、実生活に悪影響を及ぼす症状。インターネット依存の傾向が強くなってくると、睡眠不足や成績低下を引き起こすこともある。歩きスマホによる事故も発生する。

まとめ

データ・情報・知識や情報の特性の言葉の意味などを学んできました。似た単語や意味など共通テストで問われることがあるかもしれません。1回読むだけではなく、何度も読み込んでそれぞれの違いをきちんと理解しましょう!

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