今回は情報デザインの工夫について学んでいきます!
情報を正確に伝えるためには、ある程度の量の文章や図、グラフなどを資料の中に入れる必要があり、文章や図が多いほど見づらくなる可能性があり、読みやすく見やすいように工夫しなければいけません。
文字や色など、みなさんの身近なものが多いのでしっかりと学んでいきましょう!
フォントと文字の工夫
文章の印象や見やすさは、フォント選び方や文字の使い方でほとんど決まってしまいます。
文字の種類をフォントといい、明朝体、ゴシック体、ポップ体、筆書体などがあります。明朝体や筆書体は、伝統的で高級感のある印象を与えるようなフォントで、ゴシック体やポップ体は、現代的でカジュアルな印象を与えるフォントです。
全く同じフォントでも、使う場所や場面を間違えてしまうと、あまり良くない印象を与えてしまうことがあります。大事なプレゼンテーションの資料などで、ポップ体などを用いるとあまり真面目ではないという印象に捉えられてしまいます。
個性的なフォント読みづらくなる傾向があるので、フォント選びには注意してください!
図の利用
図を利用することで、文章だけでは分かりづらい複雑な情報を分かりやすく伝えることができる。物事の流れや因果関係を図で示したり、構造をわかりやすく示すことが可能になります。
表やグラフの利用
調査や実験などで得た数値データを示すには、表を用いる場合とグラフを用いる場合がある。
データを正確に表したりじっくり読ませれるような場合には、表が適している。
データの全体的な傾向を示したり、時間や情報量に制限があり直感的に理解してほしい時はグラフも用いるとよい。
表やグラフでも文字のフォントや太さを変えることで見やすくわかりやすい表現が可能になる。また、不必要な余計な要素を取り除くこともとても大切です。
色の工夫
色にはさまざまな心理的特性があり、交通標識では危険が伴うところだと黄色や赤色が使われたりしています。色には、それぞれことなったイメージ、印象があるので使う色はしっかりと選ぶようにしましょう。
色には色相・彩度・明度という三つの要素があり、これらの要素によって色は決まります。
色相(Hue)は、色の種類や位置を示します。色相は、レインボーのスペクトルに沿って連続的に変化し、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫などの基本的な色を表します。
彩度(Saturation)は、色の鮮やかさや純度を示します。彩度が高いと、色は鮮やかで純粋な状態であり、彩度が低いと色は薄くなり、灰色や白に近づきます。
明度(Value)は、色の明るさまたは暗さを示します。明度が高いと、色は明るく見え、明度が低いと色は暗く見えます。明度は、色の明るさを調整するために使用される要素です。
色相を円形に配置した図形を色相環といい、異なる色相を直感的に比較・組み合わせするためのツールです。色相環は、色彩理論やデザイン、芸術などの分野で広く使用されています。
一般的な色相環は、12色または24色で構成されています。最も一般的な12色の色相環では、主な色相が等間隔で配置されています。以下は、一般的な12色の色相環の配置です。
これらの色相は、円形に並んでいるため、隣接する色相は類似した特性を持ちます。一般的に、対向する色相は補色と呼ばれ、互いに対比する色関係を持ちます。例えば、赤と緑、青とオレンジ、黄色と紫が互いに補色の関係にあります。
色覚バリアフリー
色覚バリアフリーは、色覚異常を持つ人々が情報や環境を適切に理解しやすくするための設計や配慮のことを指します。色覚異常は、赤緑色盲や青黄色盲など、一部の人が特定の色を正確に識別することが難しい状態を指します。
まとめ
今回は情報デザインの工夫について学びました、身近なことや学校の授業でも活かせられるような内容だったので、ぜひ有効活用してみてください!
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