情報社会

【高校 情報Ⅰ】情報社会〜問題解決の方法〜

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今回は問題解決の方法について学んでいこうと思う。
「問題解決の方法」と聞いて「なんだそれ?」と思った人は多いのではないでしょうか。
あまり意識はしていないと思うが私たちは日々さまざまな問題に直面している。
小さな問題なら無意識のうちに解決してしまうが、大きな問題だとしっかり考えて解決していかなければならない。
今回はその問題解決の方法を説明していくのでぜひ日頃の問題解決に役立ててほしい。
では早速学んでいきましょう!

問題解決のステップ

問題解決には①問題の明確化、②情報収集、③情報の整理・分析、④解決案の検討、⑤解決案の実施と反省大きく5のステップがある。ではそれぞれのステップを細かく説明していきます。

問題の明確化

解決したい問題を明らかにする。なぜ問題を解決したいのか、問題の構造はどうなっているのかなど。

情報の収集

問題の明確化で明らかになった範囲で問題解決のための情報を集める。インターネットや図書館で情報を収集する。

情報の整理・分析

情報の収集で集めた情報を整理・分析する。集めた情報を表にまとめたり、グラフにしたりする。ときには合計、平均、中央値、標準偏差などを計算によって求める。このとき表計算ソフトが使われることが多い。

解決案の検討・評価

情報の整理・分析で整理した情報に基づいて解決案の検討・評価をする。このとき良いと思われる解決案が出てこないなら問題の明確化、情報の収集、情報の整理・分析に戻っても良い。このように改善点や評価によって軌道修正していくことをフィードバックと言う。

解決案の実施と反省

解決案の検討・評価で決定した解決案を実施して問題解決を試みる。実施後実施内容を評価して次の問題解決につなげる。

ここまでで問題解決のステップを紹介してきたがこれはPDCAサイクルという考え方が元になっている。

PDCAサイクル

PDCAサイクルとは問題解決の手法の1つでPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の4つで構成されており、それぞれの頭文字をとってPDCAサイクルと言われている。PDCAサイクルは「サイクル」と入っている通り1回で終わらず何回もPDCAサイクルを回して問題解決の質を高めていく。

PDCAサイクルのような問題解決の手法はいくつかあるのでブレインストーミングとKJ法についても説明していきます。

ブレインストーミング

ブレインストーミングは新しいアイデアを発見するための思考法である。
ブレインストーミングは複数人で自由に意見を言い合いどんどんアイデアを出していく手法である。
ブレインストーミングをする上で注意しなければいけないのはすぐに結論を出さないようにする、自由に意見を出せる環境を作り、人が出した意見を否定しないようにすることである。

KJ法

KJ法は色々出てきた意見・アイデアをまとめる方法である。
KJ法の具体的なやり方はブレインストーミングなどで出てきたアイデアを1つ1つカードや付箋に書き込む。次に類似した情報をグループ化して見出しをつける。次にグループごとの関係を図示する。最後に見出しとそれぞれのグループの関係を使って文章化するものである。

まとめ

今回は問題解決のステップからはじまりPDCAサイクル、ブレインストーミング、KJ法についてを学んできました。これらの方法は日頃の問題解決でも役に立つし、社会に出てからも頻繁に使うと思うのでしっかりと覚えて実践していきましょう。

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