情報社会

【高校 情報Ⅰ】情報社会〜情報とメディア〜

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情報、メディアという言葉はよく使われるが具体的に説明できる人は多いのではないか

今回の記事では情報とメディアとは何か、情報とメディアの特徴について紹介しこの記事を最後まで見た時には情報とメディアについてしっかり理解でき、定期テスト、共通テストの得点アップ間違いなし!

さっそく一緒に学んでいきましょう

情報とは何?

情報と似た言葉でデータという言葉があるがその2つの言葉を区別して説明していきます。

データ

データとは世の中にあるさまざまな出来事を数字や文字、記号を使って表現したものである。

例:気温→23℃、速度→60㎞/h

情報

情報とは何かの目的のために集めて整理されたもののことである。

例:去年の7月の平均気温が25.9℃だったのに対し、今年の7月の平均気温が27.4℃なので今年の7月の方が少しだけ暑かった。

情報の特徴

情報にはいくつかの特徴があり、この特徴をしっかり理解した上で情報活用していく必要がある。

1. 形がない

情報は「もの」と違って決まった形がない

2. 消えない

情報は「もの」と違って誰かに渡しても元の持ち主に情報が残り続ける
一度生じた情報は、完全に消すことができない

3. 簡単に複製できる

デジタル化された情報は簡単に大量に複製される

4. 簡単に伝播(でんぱ)する

情報はインターネットなどによって一瞬にして伝わる

メディアとは何?

メディアとは「手段」や「媒体」という意味で一般には使われているが
情報Ⅰでは大きく次の3つのメディアがある。

表現のためのメディア

情報を表現するための手段として使われるメディア
例:文字、画像、動画、音声

伝達のためのメディア

情報の伝達や通信のために使われるメディア
例:テレビ、電話、看板、書籍、手紙

記録のためのメディア

情報の記録のために使われるメディア
例:USBメモリ、CD、DVD、手帳

伝達のためのメディアの特徴

先ほど紹介したように伝達のためのメディアはいくつもあるがそれぞれのメディアで特徴が異なってくる。ここでは代表的なメディアの特徴を紹介しておく。

※それぞれのメディアの説明で出てくる「同期性がある」とは情報を発信した時と受信する時が同じ時のことであり、「同期性がない」とは情報を発信した時と受信した時が異なることである。

手紙

手紙双方向のメディアで主に1対1で使われる。同期性はなく主な表現形式は文字である。

新聞

新聞1方向のメディアで主に1対多で使われる。同期性はなく主な表現形式は文字画像である。

テレビ

テレビ1方向のメディア1対多で使われる。同期性があり主な表現形式は文字音声画像動画である。

電子メール

電子メール双方向のメディア1対1もしくは1対多で使われる。同期性がなく主な表現形式は文字である。

Webサイト

Webサイト1方向のメディア1対多で使われる。同期性がなく主な表現方法は文字音声画像動画である。

SNS

SNS双方向のメディア多対多で使われる。同期性があり主な表現方法は文字音声画像動画である。

オンライン会議

オンライン会議双方向のメディア多対多で使われる。同期性があり主な表現方法は文字音声画像動画である。

これらのようにそれぞれのメディアの特徴を理解して目的に合ったメディアを選択して使う必要がある
またWebサイトやSNSなどのメディアは誰でも自由に発信することができるので間違った情報や偏った情報、危険な情報などが含まれている可能性がある。その情報が正しいのかを自分で確かめて信憑性(しんぴょうせい)を判断しないといけない。そして自分が情報を発信する時にも注意しなければいけないことがある。インターネットでは匿名性が高いので無責任なことを発信してしまうこともある。ただインターネットは完全に匿名ではないので何か問題が起きると責任を負わなければいけなくなることもある。たとえ匿名性が高くても情報を発信する時は注意しなければならない。

まとめ

今回は情報とデータの違いメディアの種類、特徴について学んだ。
今回の内容は情報Ⅰでは最も基礎的なことで軽視されがちだが今後さまざまなことを学んでいく中で重要なことなのでしっかりと覚えておく方がいいだろう。

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