コミュニケーションと情報デザイン

【情報Ⅰ】メディアとは

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今回はメディアについて学んでいきます。日常生活でもたまにメディアという言葉を耳にする。しかし、メディアとは何か具体的に説明できる人は少ないと思う。このページの最後まで目を通してメディアとは何かが分かるようになろう!

メディアとは

メディアとは、情報やメッセージを伝えるための手段や道具のことを指します。
メディアは大きく3つに分けることができる。その3つとは表現メディア情報メディア伝達メディアである。

表現メディア

表現メディアとは、情報を表現するための手段として使われるメディアです。
例:文字、画像、動画、音声

情報メディア

情報メディアとは、情報を人々に伝えるためのメディアです。
例:テレビ、電話、看板、書籍、手紙

伝達メディア

伝達メディアには記録メディア通信メディアの2種類があります。

記録メディア

記録メディアとは情報を保存し、未来に伝達するメディアです。(時間的)

例:USBメモリ、CD、DVD、手帳

通信メディア

通信メディアとは情報を離れた場所に伝達するメディアです。(空間的)

例:LANケーブル、光ファイバー

表現メディアの特徴

表現メディアには文字、画像、動画、音声など様々な種類があるがそれぞれ特徴があるのでそれぞれ特徴があるのでその特徴をしっかり理解し、使い分ける必要があります。

文字

文字は言語や記号を使って情報を表現します。文章やメール、ウェブページ、本などで使われています。文字は情報を詳細に伝えることができます。言葉の意味や文脈によって情報を解釈する必要があります。また、文章を読むことで知識や情報を得ることができます。ただし、緊急時の情報伝達は難しいです。

画像

画像は視覚的な情報を表現します。写真やイラスト、図表などがあります。画像は瞬時に情報を伝えることができます。色や形、構図などを通じて感情や印象を伝えることもできます。また、視覚的なイメージを通じて情報を理解しやすくします。

動画

動画は連続した映像と音声を組み合わせて表現します。テレビ番組、映画、YouTubeなどで見ることができます。動画は視覚と聴覚の両方を使って情報を伝えます。動きや音声、演技などが加わることで、よりリアルな体験や感情の共有が可能になります。また、実際の出来事や操作方法を見せることで理解しやすくなります。

音声

音声は音の波を使って情報を表現します。ラジオ、音楽、ポッドキャストなどで聴くことができます。音声は聴覚を通じて情報を受け取ることができます。音の高さやリズム、声の抑揚などが情報を豊かにする役割を果たします。また、声や音楽には感情や雰囲気を表現する力があります。サイレンや緊急地震速報などの緊急時には向いている。

情報メディアの特徴

情報メディアもいくつもあり、それぞれのメディアで特徴が異なってくる。ここでは代表的なメディアの特徴を紹介しておく。

※それぞれのメディアの説明で出てくる「同期性がある」とは情報を発信した時と受信する時が同じ時のことであり、「同期性がない」とは情報を発信した時と受信した時が異なることである。

手紙

手紙双方向のメディアで主に1対1で使われる。同期性はなく主な表現形式は文字である。

新聞

新聞1方向のメディアで主に1対多で使われる。同期性はなく主な表現形式は文字画像である。

テレビ

テレビ1方向のメディア1対多で使われる。同期性があり主な表現形式は文字音声画像動画である。

電子メール

電子メール双方向のメディア1対1もしくは1対多で使われる。同期性がなく主な表現形式は文字である。

Webサイト

Webサイト1方向のメディア1対多で使われる。同期性がなく主な表現方法は文字音声画像動画である。

SNS

SNS双方向のメディア多対多で使われる。同期性があり主な表現方法は文字音声画像動画である。

オンライン会議

オンライン会議双方向のメディア多対多で使われる。同期性があり主な表現方法は文字音声画像動画である。

今回紹介した情報メディアの中で新聞、テレビなどの不特定多数の受信者へ向けて情報伝達をするメディアをマスメディアという。

これらのようにそれぞれのメディアの特徴を理解して目的に合ったメディアを選択して使う必要がある
またWebサイトやSNSなどのメディアは誰でも自由に発信することができるので間違った情報や偏った情報、危険な情報などが含まれている可能性がある。その情報が正しいのかを自分で確かめて信憑性(しんぴょうせい)を判断しないといけない。そして自分が情報を発信する時にも注意しなければいけないことがある。インターネットでは匿名性が高いので無責任なことを発信してしまうこともある。ただインターネットは完全に匿名ではないので何か問題が起きると責任を負わなければいけなくなることもある。たとえ匿名性が高くても情報を発信する時は注意しなければならない。

近年は情報技術の発展により身の回りに情報があふれている。このような世界では情報に触れるすべての人にメディアリテラシーを持つ必要があると言われている。

メディアリテラシーとは

メディアリテラシーとは、メディアを理解し活用するための能力やスキルのことです。メディアリテラシーを持つことは、メディア(テレビ番組、インターネット、ソーシャルメディア、映画など)を適切に使い、情報を評価し、効果的に伝えたり受け取ったりする能力を身につけることです。

メディアリテラシーを発展させるには次のスキルが重要になってきます。

情報の評価: メディアから提供される情報を批判的に評価する能力。情報の信頼性や正確性を判断し、偏った情報やフェイクニュースを見分けることが大切。

コンテンツの創造: メディアを使って自分の意見やアイデアを表現する能力。文章や映像、音声などを適切に組み合わせて表現することができるようになります。

プライバシーとセキュリティの管理: インターネットやソーシャルメディアの利用時に、個人情報やプライバシーを守る方法を理解し、セキュリティに対する意識を持つことが重要です。

メディアの効果と影響の理解: メディアが私たちの意識や行動に与える影響を理解する能力です。メディアの情報や広告がどのように私たちの考え方や価値観に影響を与えるかを理解することが必要です。

まとめ

今回はメディアについて学んできた。色々な種類のメディアがあったがそれぞれの特徴を理解し、うまく使い分けることが重要である。定期テストでは重要語句がカッコで抜かれていて、記述する問題が出題されると予想されます。共通テストでは4つの文章があり、どの文章が正しいか問われる正誤問題で出題されることが予想されます。どちらの形式にも対応できるようにしっかりと覚え、得点アップを目指そう!

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