情報通信ネットワークとデータの活用

【情報Ⅰ】情報通信とプロトコル

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今回は情報通信とプロトコルについて学んでいきます。このページではコンピュータはどのように通信をしているのか、インターネットを使う上で耳にするIPアドレスなどの説明があります。少し難しい言葉が出てくるところはできるだけわかりやすい言葉にして説明してあるのでぜひ最後まで見てください。

プロトコルとは

プロトコルとはコンピュータやネットワークなどで情報を送受信するためのルール(約束)のことです。

人と人とのコミュニケーションの場合はお互いに理解し合うために言語や文法などのルール(約束)が必要である。この言語や文法などのルールをプロトコルという。

インターネットの通信でよく使われるプロトコルはHTTP、IP、TCP、SMTP、POP、FTPなどがある。
この中でも特に重要なHTTP、IP、TCPについてはより詳しく説明します。

HTTPとは

HTTP(Hypertext Transfer Protocol)とはWebページの要求と送信のためのプロトコルです。ブラウザがWebサーバに対してWebページをリクエストしたり、サーバがWebページをブラウザに送信する際に使われます。
※リクエストとはWebページを送ってくださいとお願いすること。

IPとは

IP (Internet Protocol) は、コンピュータ間でデータを送信するための住所を管理するものです。IPアドレスは、ネットワーク上のコンピュータを識別するために使用されます。データはIPアドレスに基づいて送信され、ルータがデータを次の目的地に送ります。
※IPアドレスについてはこのページの下の方に説明があります。
IPは通信途中でデータが消失したり、データに誤りが発生しても消失や誤りを発見したり、正しいデータに修正することはできない。

TCPとは

TCP (Transmission Control Protocol) は、情報を確実に送信するための手順です。これは、データを分割し、送信し、受信側で再び組み立てることで、データが失われないようにします。TCPは、ファイルのダウンロードやウェブページの表示などの信頼性が重要なデータ転送に使用されます。
IPはデータの消失や誤りを発見、修正することはできない特徴があったがIPとTCPを共に使うことで確実にデータを送受信することができる。

※TCPとよく比較されるのはUDPというプロトコルです。興味がある人は「UDP」について調べてみるといいと思います。

IPアドレスとドメイン名

IPアドレスとは

IPアドレスは、インターネット上のコンピューターやデバイスを識別するための番号のようなものです。イメージとしては、各コンピューターやデバイスに付けられた「住所」のようなものです。
IPアドレスの例:142.251.222.46(google.comのIPアドレス)

ドメイン名とは

ドメイン名は、インターネット上でウェブサイトや電子メールアドレスなどを識別するための人間が理解しやすい名前です。IPアドレスがコンピューターやデバイスを識別する番号のようなものであるのに対し、ドメイン名は人間が使いやすい名前です。
IPアドレスを使って検索することもできるが数字の羅列は人間にはわかりにくいので文字を使ってIPアドレスをわかりやすくしたものがドメイン名である。
ドメイン名の例:google.com

ルーティングとは

インターネットは、複数のコンピューターやネットワークが相互に接続された大きなネットワークです。データが送信される際、それがどの経路を通って目的地に到達するかを決めるのがルーティングです。
ルータと呼ばれる特別なコンピュータが、データを送信するための最適な経路を選択します。ルータは、データがどのネットワークに送られるかを判断し、次のルータにデータを送ります。このプロセスを繰り返すことで、データは目的地に到達します。

まとめ

今回はプロトコルについて学んできました。プロトコルには様々な種類があり、全てを覚えようとするととても大変だがとても有名なプロトコルだけを覚えるだけでもテストでいい点数を取ることができるので今回紹介したプロトコルはぜひ覚えておこう!

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